【ラジオ英会話2019】Lesson11:前置詞 on の意味の広がりを学習!其の①
前回に引き続き、前置詞 on の学習が続きます。
on は、「接触」のイメージということを学習しましたが、考え方としては「テーブルの上にボール」で、そこから色々と連想できるようですね!
今回の学習では、「ステージ」を意識した文を学習します。
ステージと聞くと、on the stage を連想するでしょう?そのまんま「ステージの上」で出来事が起こっている感覚ですね!
Lesson11
ダイアログ
Keiko:I'm happy to be back in Texas, Luke.
Like:It's great to see you again, Keiko. It has been over a year, hasn't it?
Keiko:Yes. Your father's restaurant hasn't changed, and the Mexican food is still great. By the way, where is your father?
Luke:He went to Vietnam on business. He wants to open a restaurant in Hanoi.
Keiko:Do Vietnamese people like Mexican food?
Luke:I heard they appreciate the spicy flavor.
Keiko:I hope he is successful.
(ラジオ英会話 4月号 Lesson11 P58より引用)
お父さんカッコイイっすね!
レストラン経営で海外進出しようとしているとは、結構儲かっているのでしょうか?笑
個人的な話になりますが、ベトナムはホーチミンには行ったことあるのですが、首都ハノイは I haven't never been to 〜!笑
ホーチミンはとても楽しかったです。元々はフランスの植民地なので、其の影響を受け、フランスパンとかが美味しかった記憶があります。
ブラックペッパーやコーヒーの生産量は世界でも上位で、アオザイが綺麗でした。
文法のポイント
其の1:to 不定詞は感情の原因を説明
(私、テキサスに戻ってこられて嬉しい)
to 不定詞が動詞句(この場合 am happy)の後ろに置かれた場合は、動詞句の説明として働きますね。ハッピーなのは、to be back Texas だからという説明になる訳です。
to 不定詞がどんな意味を取るのかは、文脈によります。I'm happy となれば、「なんで嬉しいの?」とその理由や原因を聞きたくなりますよね。それを to 不定詞で説明している形となります。
このように、to 不定詞が感情の原因の説明として用いられることはよくあるので、覚えておきましょう!
其の2:to 不定詞を目的語として使う形
wantの目的語として、動詞 -ing形を置くことはできません。to 不定詞だけが目的語として置けるのですが、それは want の意味から考えると分かりやすいですね。
want はどちらかというとこれからのことを述べており、「(これからすることを)欲する」となります。動詞 -ing形は、具体的でリアルな出来事を表しますが、want の「これから〜」といったニュアンスとはあまりマッチしません。残念!
to 不定詞の to のイメージを考えてみると、「指し示す」から「矢印→」となり、「これから」が連想されるので、want の意味にピッタリはまることが分かりますね!
KEY SENTENCE
on のイメージである「テーブルの上にボール」は、色々な意味に広がっていきます。前回は基本的な「接触」を学びましたが、今回は「ステージ」のイメージです。
これまでの「テーブル」を、出来事がそこで起こる「舞台」として連想すると分かりやすいですね。今回の文の、He went to Vietnam
は on business という「ビジネスのステージ上」で起こった出来事となります。
on は「活動中・進行中・継続」を表す
出来事がステージの上で起こっているので、「〜の最中」というニュアンスを表します。
- on duty (勤務中)
- on holiday [vacation] (休暇中)
- on sale (売り出し中)
- on sick leave (病気休暇中)
この様に、色々と使えます。
on は「媒体・機器・線上」も表現
ステージを意識すると、「媒体・機器」もその上で活動が行われるので分かりやすいです。
- I heard it on the radio.
(それはラジオで聞きました) - I always write on a computer.
(僕はいつもパソコンで書きものをします)
機器の機能の上にいる状態を表しています。
on は線上を表す
テーブルから「線」に連想すると、さらにイメージが広がります。
- My school is on the Yamanote line.
(僕の学校は山の手線沿線にある) - She lives on the river.
(彼女は川沿いに住んでいる)
この様に、on は「線」を表すのに最も適した前置詞として用いられます。線は長さがあり点ではないので at は使えません。また、面積を持たないため in も使えないのですね。
そうすると、「接触」のイメージを持つ on が必然的に選ばれるという訳ですね!
on の持つ基本の「接触」というイメージから、表現がどんどん広がっていきますね!
こんなに前置詞について学習したことなかったので、とても参考になります。この調子で学習を続けていきたいですね。