【ラジオ英会話2019】Lesson12:前置詞 on の意味の広がりを学習!其の②
前回に引き続き on についての学習になります。
on の基本イメージは「テーブルの上にボール」から「接触」となりますが、それ以外にも「ステージ」や「機器の機能の上」、「線上」と多彩な意味を持つことが分かりました。
ただ、どれも基本の「テーブルの上にボール」を理解していれば応用できる使い方ですね!今回は、「支える」と「圧力」について学習することができます。
Lesson12
ダイアログ
Masami:Sota, next week our school is having the club presentations for freshman.
Sota:I know. It's five minutes for each presentation, right?
Masami:Right. Can you do the one for our shogi club?
Sota:No problem. You can always count on me.
Masami:Can you make it interesting and exciting? Because we're after the anime club, which is the most popular club at this school.
Sota:I'll do my best, but I may need your help to make it more exciting.
Masami:Sure.
(ラジオ英会話 4月号 Lesson12 P63より引用)
新入生向けのクラブ説明会のプレゼンテーションの実施について、打ち合わせている会話です。僕も、中学、高校と新入生向けの部活動の紹介するプレゼンは代表でやっていました!懐かしい!
あいにく、将棋部とアニメ部はなく、当時の人気の部活はバスケとサッカーでしたね。
文法のポイント
予定を表す進行形
(来週には学校で新入生のためのクラブ説明会があるよ)
進行形は未来を表すのはご存知ですか?文法を一通り学習した方には釈迦に説法かと思いますが、今一度確認してみましょう。
未来を表す形で思い出されるのは、助動詞 will を用いた形、be going to 〜の形が代表的なのかと思います。
will と be going to 〜との違い
will は「予測」と「意志」を表すことから、〜だろう、〜する(つもり)といったこれから起こる、まだ見ぬ状況を表します。
be going to 〜は、進行形の going が to 〜に向かっている、を表しています。will との違いは、be going to 〜は「意図」を表すため、to 以下のことについてはこころづもりの意味となるのを抑えておいてください。
進行形はあらかじめ決まっている予定を表す
進行形は「〜している」を表しますが、未来の時点で考えた時に「その時には〜している」という予定の意味を表現することができます。先ほどの be going to 〜と比べると、進行形の方があらかじめ決まっている予定を表しています。
例えば、10時に歯医者の予約をしているなど、既に決まっている状況を表す時に進行形
を使います。今年の夏休みに旅行に行こうかなぁ〜と考えている場合は、be going to 〜を使うので、ニュアンスの違いを覚えておきましょう。
今回の文では、来週にクラブ説明会があることは既に決まっているので、進行形で表現しているのですね。
KEY SENTENCE
(いつでも僕を当てにしていいよ)
今回学習する on のイメージは「支える」と「圧力」です。
支えるは、テーブルの上にボールの「テーブル」が下からボールを支えている視点から考えると、すぐに理解できると思います。
また、圧力もテーブルの上のボールが重さによってかける圧力をイメージできると分かりやすいですね!
count on me = 私に頼る・依存する、という意味を取り、私が「支える」という意味になります。rely on や depend on も同じ「支える」イメージから成り立っていますね。
他の表現としては...
- This movie is based on a real-life story.
(この映画は実話に基づいています) - My wife did it on puepose.
(妻はわざとやりました) - She's living on her pension.
(彼女は年金暮らしだ) - He has a lot of things on his mind.
(彼はたくさん気にかかっていることがある)
どちらも「支える」イメージから成り立っていますが、「わざと」を意味する on purpose も同じ考え方で理解できます。
purpose の意味は「目的」となるので、そこに on を結びつけることで「目的に支えられて」= 「わざと」となります。
年金暮らし = on pension も「支える」のイメージで成り立つことは理解できると思いますが、「pension = 年金」はなかなかしっくりこない人も多いかと思います。放送の中でも、欧米では年金 = pension が当たり前で、日本のペンションとは同義語とはならないそうです。
我々はどうしても、日本のペンションのイメージが定着してしまっていますが、「年金」であることは必ず覚えておきましょうね!