ドーダンタスでGO!!

3児の父がやってる雑記録。スポーツ、健康、子育て、旅行、ニュースなどなど気になることまとめていきます!

【ラジオ英会話2019】Lesson7:overのイメージを掴む!aboveの違いとは?

f:id:dradnats63:20190409000024p:plain

 今回は、overとaboveの違いについて学習する回でした。

どちらも「~の上に」という意味を持つ前置詞ですが、イメージは全く違うようです。

 

受験勉強してたときは、どちらも同じように「~の上に」といった感覚で覚えていましたが、そうではなかったんですね!

 

英語の勉強をやり直すと、受験生当時に知らなかったことを学べます。

「あ!あの時知ってたらなぁ~」って思うことは良くありますが、ここで学習したことを身につければ、また自分がバージョンアップできるので楽しいですね!

 

 

Lesson7

ダイアログ

Rin:Thanks for coming to cheer up Sayaka last night.

Kota:My pleasure. It was a lot of fun. I love singing karaoke with friends.

Rin:Thanks to all the singing, she got over the disappointment of losing the game.

Kota:I hope so. It wasn't her fault that the team lost. She played her best, and the other players were satisfied with the result.

Rin:We will definitely win next year!

Kota:That's the spirit.

(ラジオ英会話 4月号 Lesson7 P42より引用)

今回のダイアログの内容は、試合に負けたサヤカを元気付けるため、カラオケに行った時のお礼の話です。 

 

get over = 乗り越える」というイディオムから over のイメージを身につけます。

 

個人的に押さえておきたい語句としては以下

  • definietly = 明確に、確実に、絶対に
  • That's the spirit. = その意気だ!

 

A:I will definietly continue to learn Englishi by radio.

B:That's the spirit !

 

みたいな感じでしょうか?笑

文法のポイント

其の1
  • I love singing karaoke with friends.

 目的語の位置に、動詞のing形を置いた文です。

love の目的語には to 不定詞も ing形もどちらでも置くことができるのですが、今回は ing形が置かれています。

その理由として、この文では実際にカラオケで歌を歌ったことを表現するため、リアルな感覚の - ing形を用いています。

to 不定でも意味としては通じますが、感覚としては「一般的な内容を述べる」ため使われていません。歌うのが嫌いな人もいますからね!笑

 

其の2
  • It wasn't her fault that the team lost.

it ... that 〜の形の文が取り上げられています。

大西先生もおっしゃっていましたが、「仮主語の it となるため that 以下を主語として考えて理解する」 という本来の語順に沿わない考えはしないことに注意ですね。

前から順番に考えていくと、it wasn't her fault = 彼女の失敗ではなかった、となります。そして、失敗ではなかった理由を that 以下で説明、と捉えれば簡単に理解できますね!

 

このラジオ英会話で昨年から言われている、「説明ルール:説明は後ろに置く」に合致します。

今回のKEY SENTENCE

  • She got over the disappointment of losing the game.

 over のイメージは、「上に円弧(えんこ)」です。繰り返します、上に円弧!笑

同じ「〜の上」となる above との違いも含めてイメージを図で確認するとこうなります。

 

f:id:dradnats63:20190409230101p:plain

ラジオ英会話4月号&総合英語FACTBOOKより

 

左の over は「上に円弧」、対する右の above は「(高さが)〜の上」 となるので、同じ「〜の上」という意味でもイメージは全く違いますね。

 

get over = 乗り越える、という意味を取るのは、ハードルを越えていく様な円弧の動きを考えると理解できますね。

 

この「上に円弧」のイメージで色々と意味が広がります。

テキストで取りあげられている例文を確認してみましょう。

  • Most of my teacher are over 40.

over 40 = 40歳を越えて = 40歳以上となります。

  • Put this blancket over you.

 円弧のイメージから、「上に掛ける・覆う」という意味になります。ここで above を使えないのか?という疑問が湧いてくるかと思いますが、結論から言うと使えません

 

above のイメージは「(高さが)〜の上」なので、覆うイメージはナシ。「Put this blancket above you.」では、魔法の絨毯(じゅうたん)の様に、ブランケットが自分の上に浮いている、そんな状態だということです。

同じ「〜の上」と訳されるのに、こうも違うとは...

知っているのとそうでないのでは全く異なるのですね。

  • Let's talk over a cup of coffee.

コーヒーをテーブルに置いて、向かい合って話をしているイメージが想像できると思います。

  • Could you look over my paper?

こちらは look over = ざっと目を通す、といった意味となりますが、論文を「サッとまたぐように」見るイメージを持つと分かり易いですね!

 

番組内で、over は円弧のイメージから「しっかり覆う」感覚。

above は「たまたま上にあった」感覚と話していました。

 

ナルホドナルホド。

 

ちなみに above の表す「高さ」の表現は

  • 物理的な高さ
  • 地位の高さ
  • 年齢の高さ
  • 重要度の高さ

ということですので、やはり over とは違いますね!

日本語では表現できない感覚を更に身につけていきましょう。